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2024/03/05
段ボール価格高騰の要因について


使用する段ボールの1枚当たり重さの計算

※机上の計算と実物では
多少の重さの誤差はございます。

※重さ計算は材質や厚み
製造元ごとの決まった寸法などにより
異なりますので、詳しく知りたい場合はご購入している会社にお問い合わせください。


STEP1  
段ボールの平米数(㎡)を計算する 

例:W300xD200xH100 の場合


流れ
W300x2=600mm
D(200x2)-3=397mm 
糊付け部分 30mm
600+397+30=1027     


H100+D200=300
=300

流れ1027x幅300=308100÷1000000(㎡に戻す)
0.3081㎡(平米数)


STEP2    
重さ(g)を計算する

例:平米数0.3081㎡ 材質:表K5/120g/裏 厚みAF の場合

AFの場合(1.6) BFの場合(1.4) 
{表K5(180g)+中芯(120g)×1.4+裏K5(180g)}
=528gx0.3081
=163g(重さ)


材質・厚みにより重さが異なりますので
わからないこと・お困りのことがございましたら
お気軽に当社までご相談ください。




段ボールの材料高騰が製造業に与える影響は、多岐にわたる要因から生じている複雑な課題と言えます。


この問題に迫るためには、
「原材料、エネルギーコスト、物流の混乱」といった
各側面から考察する必要があります。


原材料の高騰について
段ボールは主に紙パルプを使用しており、これが原材料となります。
近年、紙パルプの需要が急増しています。
これには環境意識の高まりに伴う紙製品の需要増加や、
再生可能素材の使用拡大が影響しています。
一方で、天然資源の枯渇が進む中、原材料供給の不足が生じ、
それが価格上昇を引き起こしています。

リサイクル素材の利用も一つのトレンドですが、
これにも制約があります。リサイクルプロセスの複雑さやコスト、
またリサイクル可能な素材の限られた供給などが、
リサイクル素材の価格を高める一因となっています。
これは段ボール製品において、環境への取り組みと原材料コ
ストのバランスを難しくしています。


エネルギーコストの上昇
製紙プロセスや輸送には多くのエネルギーが必要であり、
エネルギーコストの上昇がこれらのプロセスに直接影響を
与えています。国際的なエネルギー市場の変動は、
地域ごとの生産コストに影響を及ぼし、段ボール製造業者に
とっては経済的なプレッシャーとなっています。


物流の混乱も段ボール材料高騰の一因です。
新型コロナウイルスの流行による制約や、国際的な
物流の乱れが輸送コストを増加させ、
供給チェーン全体に遅延や混乱をもたらしています。
これが製品の供給に支障をきたし、需要と供給のバランスを
乱しているのです。


製造業者はこれらの課題に対処するために、
様々なアプローチを模索しています。
例えば、効率的な製造プロセスの改善や、省エネルギー技術
の導入によるコスト削減が挙げられます。
また、原材料の多様化や持続可能な供給源の確保に注力する
企業も増えています。

一方で、
価格上昇は消費者や小売業者にも波及しており、
これが市場全体に与える影響も考慮すべき点です。
需要と供給のバランスを保ちながら、製造業者は持続可能な
経済モデルの構築に向けて努力しています。


まとめ
段ボールの材料高騰は原材料の需要増加、
エネルギーコスト上昇、
物流の混乱
といった多くの要因が絡み合った結果生じています。
製造業者はこれに柔軟に対応しながら、
環境に配慮し経済的な持続可能性を追求していく必要があります。

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